こんにちは。2020年に台湾で第一子を出産したヤンヤンリーのYangliです。
初めての出産が海外ってだけで色々と不安なうえに、情報も結構少ないですよね。
私は2020年8月の出産でしたが、コロナ禍真っ只中だったため、産院ツアーなし、病院の両親学級最後の最後に1つ参加!って感じで全然わからず出産に挑みました。
※ちょうどコロナだったので面会制限もあり、普段とは違った様子かもしれません。
分娩後から病室に移動するまで
分娩後
分娩室での処置が終わると、なんやら出口付近の一角に運ばれました!
ここに1時間近くいたんじゃないかな?
病室の手配をしている様子で、私は無痛分娩の後遺症なのか全身寒気で震えてました。
寒くて寒くてブルブル震えてたら、掛布団3枚くらいかけてくれました!!
たまに看護師さんが入ってきてはゴリゴリ子宮マッサージをされ、旦那にするように指示。
アルンは赤ちゃん室に行っちゃったし、明け方4時くらいだけど全然眠くないし、ホントに出産したのかな?とボケーとしてました。
病室へ移動
台安医院の5階に分娩室と病室、赤ちゃん室があります。
エレベーターを降りて左手が分娩やNSTをやる部屋、右手が病室です。
私はそのままタンカーで病室まで運ばれ、自力でベッドまで移動しました。
病院での過ごし方の説明
- 部屋の使い方
- 給水の場所
- 氷の場所
- 病室への入り方
- ロッカー、冷蔵庫の使い方
- 食事の下げる場所
など一通りの説明を旦那がうけていました。
初めての授乳
午前5時54分記念すべき初授乳!!
看護師さんに教えてもらいながらなんとか8分、吸ったのか出たのかわかりませんが、吸ってもらいました。
授乳後はまた赤ちゃん室へと連れていかれました!
産後初めてのトイレ
午前8時前に必ずトイレに行くこと!看護師を呼ぶこと!
と言われたので、8時前に看護師に電話し、一緒にトイレへ!
産後初めて立ち上がったらフラフラで自分でびっくり!!
悪露のチェック、傷口の洗い方、傷口の冷やし方を教わり、あとは自分でやるように言われました。
傷口の手当
- トイレの度に温水で流す
- 1日4回15分間洗面器に温水を溜めその中でつけておく
- 産後24時間はとにかく氷で冷やす
トイレの度に温水で流す
生理冲水器という手動ウォシュレットが入院セットについてくるので、トイレの後は必ず傷口を洗い流します。
日本だったらウォシュレットを使うのかな??月子中心はウォシュレットがありました!
1日4回15分間洗面器に温水を溜めその中でつけておく
洗面器は病院で買うか自分で持ってくるかで、その中に温水を溜めて傷口をつけておきます。
洗面器がない場合はシャワーを15分間あてること。と言われました。
これを1日4回15分は結構キツイ…でもやらないとバレて怒られる(;'∀')
産後24時間はとにかく氷で冷やす
傷口に直接氷嚢をあて冷やします。
病室の外に氷嚢ボックスがあるので、取りに行くのは旦那の仕事!
病室の様子
お手頃価格の1人部屋は満室だったため2人部屋を希望しました。
初日の早朝から12時まで、最終日朝からチェックアウトまで同室の人がいて、それ以外は一人部屋状態!
アルンを生んだ時期はちょうど台湾の「鬼月」だったので比較的空いていたようです。
ベッド
ボタンで体が持ち上がる普通の病院のベッド!
掛布団は基本一人1枚で、3日間シーツの交換はありませんでした。
テレビ
ベッドの前に1人1台ついています。
ヘッドホンとかがあるわけじゃないので、テレビは特につけませんでした。
付添人用の寝られる椅子
台湾では主流らしい、付き添いの人の簡易ベッド!
冷蔵庫・ロッカー
冷蔵庫とロッカーは一人一つ用意されています。
ロッカーには鍵もついていて、授乳枕と付添人用の枕も中に入っています。
シャワールーム・トイレ
トイレとシャワーは1部屋ひとつあり、結構きれいでした!
食事
1日5食ベジタリアンメニュー
朝ごはん
10時のおやつ
昼ご飯
3時のおやつ
夕飯+夜食に豆乳
ベジタリアンメニュー、最初はどうかな~って思ってたけど、結構はまって最後は恋しくなっちゃった!!笑
丸ごとりんごやグアバは困ったけど、ベジタリアンも結構おいしかったです。
配布されるもの
母用
- お産パッド(35㎝)20枚入り
- 使い捨てパンツ(XL)5枚入り
- 生理冲洗器(傷口を洗う手動ウォシュレット的なもの)
- お産用シート
赤ちゃん用
- 赤ちゃん用おむつ
- ウェットティッシュ1パック
- 体温計
- 手動吸引機(羊水を吐いた時に使う用)
- 帽子×2個(生まれた瞬間と退院時)
病院での赤ちゃんとの過ごし方
母子同室選択制
- 24時間母子同室
- 授乳のタイミングで連れてくる
- 24時間完全別室
妊婦健診の際にもアンケートをもらいましたが、出産後もう一度選択してサインしました。
24時間同室は何かあったら怖いので、授乳のタイミングで連れてきてもらうようにしました。
それでも1時間おき、時には一瞬で連れ戻されてきたので最初の2日間は全然寝られませんでした。
赤ちゃんのお世話
授乳以外は全て病院でやってくれます。
病室でおむつを替えた場合は、おむつはベビーベッドの下に置いて看護師さんに渡します。
粉ミルク
希望すれば与えてくれますが、その際は誓約書にサインが必要
退院日はいろいろとバタバタするので粉ミルクをあげてもいいかと病院側から聞かれ、誓約書にサインしてあげてもらいました。
それ以外は母乳をあげなきゃいけないのかと思って1時間~2時間おきに授乳してたけど、もっと粉ミルクに頼ればよかったのかなとも思ったり!
飲みながら寝ちゃって、起きたらまた授乳の繰り返しだったんであまり休めませんでした。
授乳のタイミング
授乳前には必ず部屋に電話が来ます
白夜関係なく、赤ちゃんがお腹すいたら電話がかかってきました!
授乳が終わって、赤ちゃん室に連れて帰っても、数分で戻ってきたり!
最初は母乳も出てないだろうし、赤ちゃんも吸うのが下手だし、お腹が空いているのになぜか飲んでくれなかったり…。
大泣きして全然飲んでくれない時は赤ちゃん室の看護師さんが手伝いに来てくれました!
赤ちゃん室に連れていく
基本、赤ちゃんのお腹が満たされたら自分で赤ちゃん室まで連れてきます。
最初のうちは傷口も痛むのでほとんど旦那が連れて行ってました。
パパは防護エプロン着用
赤ちゃんが部屋に来る際、お父さんは必ず防護服、マスク着用
赤ちゃんが載っているベッドの下にお父さん用の防護服、アルコールスプレーが用意されています。
マスクも1日1枚配布されていました!
巡回
主治医は毎朝8時くらいに子宮の戻り、傷口、悪露の様子などを見に来てくれました。
血圧や熱は研修医達が午前と午後に1回ずつ測りに。
その他の時間も看護師さんが胸の張り具合、悪露の状況や困ったことはないかと1日に3回は来てたかな?!
母乳講座
母乳の役割、おっぱいマッサージのしかたなどのビデオを30分くらい病室で見ました。
退院
退院の手続きは旦那にすべてやってもらい、私は荷物をまとめただけ。
チェックアウトは12時までで、その日の朝ごはんと10時のおやつは出ました。
午前中までにアルンの退院着とおくるみを渡し、12時に退院手続きを終えお迎えへ。
お迎えに行くとおくるみでグルグルに巻かれ、プレゼントのリボンをつけられたアルンが出てきました。(笑)
出生証明書
台湾の役所用に1部、日本国籍を取る場合は日本用にも1部必要!!
台安医院では1部100元で中国語の出生証明書を発行してくれます。
私は念のため5部発行してもらいました(会社2部、日本1部、台湾1部、予備1部)。
日本の役所用には日本語訳の提出が必要になるため、病院では中国語版で発行してもらい自分で翻訳。
入院中役に立ったもの
- ピュアレーン(赤ちゃんの口に入っても安全)
- ビーサン(シャワーを浴びる際、ちょっと館内を歩く際に活躍)
- マイ箸セット
- 水筒
- コップ
- タオル
乳首ケアには欠かせない!!
生後1か月くらいはおっぱいトラブルが多くてピュアレーンにお世話になりました!
台湾で入院生活を送った感想
聞いてはいましたが台湾での入院生活では介助人必須!!
旦那がいなかったら出来ないことだらけでした。(きっといなければ病院側が手助けしてくれるんだろうけど…)
ちょうど私の出産時はコロナで警戒されていた時期だったため、面会客もいないし、介助人は1人のみだったためとても静かに過ごせました。
病院のスタッフたちも私が外国人だとわかると、ゆっくり中国語を話してくれたり、「がんばって!」、「ちょっとまって」、「だいじょうぶ」と知ってる日本語を言ってとてもフレンドリーでした。
中国語なので理解できないこともあるのではないかと出産前は不安でしたが、何のトラブルもなく、結構快適な入院生活になってよかったです。
コロナ禍で大変ではありましたが、面会がなかったのは大きかった!!